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内田 直樹
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福岡市で在宅医療に携わっています。 福岡市を認知症フレンドリーなまちにしていきたい。テクノロジーの活用にも積極的で、認知症フレンドリーテックというコミュニティを作りました。医学博士。2024年1月「脳にいいスマホ 認知症をスマホで予防する」出版 https://amzn.to/4bh8CgU
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健康のためにと、早朝5時に起きてランニング。 仕事終わりに22時からジム。 睡眠時間は5時間台。 こうした生活、まわりにいませんか。 2026年にBMC Medicineに掲載された研究が、興味深いことを示しました。 イギリスで約8万7000人の生活習慣と認知症発症を、中央値8.2年追跡した研究です。 ポイントは、最適解が睡眠時間によって変わるということ。 ふだん6〜9時間眠れている人では、座っている時間を運動に置き換えると、認知症リスクが下がる傾向。 ところが6時間未満しか眠れていない人では、運動のために睡眠を削ってもリスク低下 の効果は弱まる。 むしろ座位や軽い活動を減らして睡眠に回した方が、リスクは下がっていました。 睡眠中、脳はアミロイドβという認知症に関わる老廃物を洗い流していると言われます 。 この時間が短ければ、運動の恩恵も帳消しになりかねない。 順番として、こう考えてみてはどうでしょうか。 ①睡眠を6時間以上確保する ②座りっぱなしの時間を減らす ③しっかり眠れている人だけ、運動量を増やす 「健康のために」と頑張っている時間が、もしかしたら逆方向に働いているかもしれない。 そんな可能性を、この研究は静かに示しています。 あなたは昨夜、何時間眠れましたか。 ⸻ 保存してご家族にもシェアを。 精神科医・在宅医の視点で発信中 →
@naoki.uc
#認知症予防 #睡眠 #運動 #BMCMedicine #健康習慣 #エビデンス #精神科医 #在宅医療 ---
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1 day ago
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「先生、脳トレって認知症の予防になるんですか?」 外来でよく受ける質問です。書店には脳トレ本が並び、訪問診療に伺うと、患者さんが冊子に取り組む姿もよく目にします。 20年追跡のランダム化試験の結果が出ました(米国ACTIVEスタディ)。 主解析では、どの訓練群も対照群と差なし。 ところが、サブ解析で「速度訓練+復習」をやり遂げた群だけ、認知症リスクが約25%低い(ハザード比0.75)結果でした。 ニュース見出しになりやすいのは後者の数字。でも、ここから先は留保が多い研究です。 詳しくは画像10枚にまとめました。スワイプしてご覧ください。 「やっていいですか」と聞かれたら、「悪くはないが過剰な期待はしないでください」と答えるのが、いまのところ誠実な線でしょうか。 ▼もっと詳しい解説はXに書きました プロフィール欄のリンクから飛べます。 論文: Coe NB et al. Alzheimer's Dement Transl Res Clin Interv. 2026;12:e70197 #認知症 #認知症予防 #ACTIVEスタディ #脳トレ #高齢者医療 #在宅医療 #精神科 #訪問診療 #エビデンス #論文紹介 #たろうクリニック #内田直樹
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4 days ago
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【卵で認知症リスクは下がるのか】 「卵は1日1個まで」。コレステロールが心配だから、できれば控えめに。そう学んだ人は多いのではないいでしょうか。 ところがこの常識、いまかなり揺らいでいます。 米国ロマリンダ大学のグループが2026年4月、Journal of Nutrition誌に発表した研究です。Adventist Health Study-2という大規模コホートから、65歳以上の3万9498人を、平均15年追跡しました。 結果はこうでした。卵をまったく食べない人を基準に、 - 月1〜3回: アルツハイマー病(AD)リスク 17%低い - 週2〜4回: 20%低い - 週5回以上: 27%低い(ハザード比0.73、95%信頼区間0.60-0.89) スプライン解析という方法で見ると、まったく食べない人がもっともリスクが高く、週1個ペース(10g/日)までで急に下がり、それ以上は緩やかに低下する形でした。 数字だけ見ると「卵を増やそう」と思いたくなりますが、単純に当てはめることはできません。 気をつけないといけない点を4つ。 一つ目 これは観察研究です。「卵を食べると脳を守る」とは言えません。「卵をよく食べる人で、ADが少なかった」までしか言えない。この差は意外と大きい。残った交絡因子(健康意識・他の食習慣・遺伝)の影響を完全には除けないからです。 二つ目 研究対象がセブンスデー・アドベンチスト教団の信徒です。約8割が一度も喫煙したことがなく、飲酒もほぼゼロ、半数近くがベジタリアン。日本のごく普通の食生活の方とはかなり違う集団です。「卵がベジタリアンにとって貴重な動物性タンパク質源」という文脈で読むのが正確で、肉も魚も普通に食べる方にそのまま当てはめるには無理があります。 三つ目 置換解析という分析が、論文の中にひっそり載っています。卵をナッツや豆類で置き換えても、AD低下の効果はほぼ同じ(ハザード比0.73〜0.85)でした。つまり、卵が特別に脳を守るというより、良質なタンパク質を確保していること自体が大事、と読めるのです。「卵を食べよ」より「卵・ナッツ・豆のいずれかを毎日」のほうが、論文の発見を正確に伝える気がします。 四つ目 これは伝えておきたい点です。研究資金の一部に米国卵業界団体(American Egg Board)からの助成が入っています。論文には「資金提供者は研究内容に関与していない」と明記されており、不正があったわけではありません。それでも、業界団体の資金が入った研究で「卵は脳に良い」という結論が出た、という構造は、読者に開示しておくのが誠実だと思います。 簡単にまとめておきます。 「卵は1日1個まで」というかつての指針は、すでに撤廃されています。米国の食事ガイドラインでは2015年にコレステロールの摂取上限が削除され、日本の食事摂取基準でも明確な上限はありません。 直近の大規模メタ解析(BMJ 2020、約170万人)では、1日1個までの卵は心臓病リスクを上げないと結論づけられています。ただし、3人に1人は「hyper-responder」と呼ばれる、卵でLDLコレステロールが上がりやすい体質を持っています。すでに脂質異常症がある方、家族性高コレステロール血症の方は、主治医と相談しながらが無難です。 なお米国の研究では、卵をよく食べる人で2型糖尿病が増える傾向が出ていますが、欧州・アジアの研究では同じ関連が見られません。米国ではベーコン・バター・揚げ物と一緒に食べる文化があり、それが影響していると考えられています。卵かけご飯・茶碗蒸し・出汁巻き卵の日本と、文脈がそもそも違う。 私のクリニックでは管理栄養士が患者さんのお宅を訪問しています。在宅で出会うご高齢の方に多いのは、肉も卵も控えてフレイルが進んでいるケース。「卵はコレステロールが心配で」と長年避けてきた方も少なくありません。 卵は安価で、噛みやすく、ビタミンB12・コリン・タンパク質が一度にとれる優秀な食材です。ご高齢の方や食欲が落ちてきた方には、私はむしろ「積極的に卵を食べてください」とお伝えしています。 「卵を食べるとアルツハイマー病が予防できる」とまでは、今回の研究1本では言えません。観察研究であること、対象集団の特殊性、業界資金、置換解析の存在。これらを踏まえると、より正確には次のようになります。 卵を含む良質なタンパク質を日常的に確保することは、認知症リスクを下げる方向に働く可能性がある。卵に偏る必要はなく、ナッツや豆類でも代替できる。 「平均値の医療」から「あなたの医療」へ。前回のAPOE4の話ともつながりますが、健康行動も人によって最適解が変わる時代に入っています。卵が好きで毎日食べてもいい、苦手なら豆や魚で補ってもいい。そう柔らかく読むのが、この研究との上手な付き合い方だと思います。
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7 days ago
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「中年になったら肉は控えめに、魚を増やしましょう」。健康番組や雑誌でくり返し言われてきた言葉です。けれど最近、この常識をひっくり返す研究が出てきました。 スウェーデンのカロリンスカ研究所が、JAMA Network Openという医学誌に発表した研究です。 APOE4という遺伝子をご存じでしょうか。アルツハイマー型認知症になりやすいことで知られる遺伝子で、日本人ではおよそ2割の人が1つ以上もっています。 研究チームが大規模なデータを解析したところ、意外な結果が見えてきました。 APOE4をもつ人のうち、肉をあまり食べない群では、この遺伝子をもたない人の2倍以上も認知症リスクが高かったのです。ところが、肉をしっかり食べていた群では、そのリスク差がほとんど消えていました。「肉は控えたほうがいい」という助言は、この遺伝子の持ち主には当てはまらないかもしれない。それどころか、お肉を食べることが脳を守っているのではないか、と読める結果でした。 ただし、ベーコンやハム、ソーセージといった加工肉は、遺伝子型に関係なく認知症リスクを押し上げていました。「お肉ならなんでもいい」という話ではないのです。 私が院長を務めるたろうクリニックでは、管理栄養士が患者さんのお宅を訪問して、栄養指導を行なっています。在宅医療の現場でいちばん多いのは、ご高齢の方の低栄養とフレイルです。「お肉は体に悪いから」と思いこんで、毎食お豆腐と煮物だけ。気づくと足の筋肉が落ち、立ち上がれなくなっている。そんな方が珍しくありません。 だから高齢の方には、お肉をしっかり食べてくださいとお伝えすることが多いのです。 その一方で、壮年期の患者さんには「肉は控えめに、魚を増やしましょう」と説明してきました。これも大規模な研究で支持されてきた助言です。 そこへ今回の論文が出ました。同じ40代50代でも、APOE4をもつ人にとっては、お肉をしっかり食べたほうが脳を守れる。そういう可能性が見えてきたわけです。「みんなに同じことを言う」では足りなくなってきました。 これまでの医療は、何万人ものデータをならして、その平均値から「健康の目安」をつくってきました。コレステロールはこれくらい、血圧はこれくらい、お肉はこれくらい。けれど、平均値はあなた個人ではありません。これからは遺伝子の情報や、住んでいる環境、ふだんの暮らしぶりまでふくめて、一人ひとりに合わせた目標をつくる時代に入っていくのでしょう。 隣の人の正解と、あなたの正解は違っていい。そう考えると、健康との付き合い方も、これまでとは少し変わってくるのかもしれません。
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10 days ago
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カンヌ病院の老年学研究所を見学しました。 この施設は2023年10月に開設されたばかりの、4,000万ユーロを投じた包括的老年医学拠点です。もともと稼働率67%の老朽化した2つの施設(120床+174床)を統合し、240 床のEHPAD(高齢者介護施設)を核に、長期療養病棟、強化型居住ユニット、リハビリ病棟、デイケアセンター、認知症外来までを1つの建物に集約しています。 建物はY字型の3棟構造で、各ユニットには花の名前がつけられています。UHR(強化型居住ユニット)は「Les Pivoines(牡丹)」、CAJA(デイケアセンター)は「Les Noisettes(ヘーゼルナッツ)」。 廊下には見当識カレンダーが掛けられ、「HIVER /MARS / JEUDI」と季節・月・曜日が手動で更新されています。 食堂にはワイングラスが並び、フランスの食文化を尊重した食事環境が整えられていました。 スヌーズレンと言われる部屋にはLED光球やプロジェクターが配置され、認知症のある人が興奮された際、一時的に使用しリラクゼーションに活用されるそうです。 最も印象的だったのは、認知症のある人が興奮状態に陥った際、カンヌ病院ではURCC(認知行動リハビリテーションユニット)という10床の専門病棟で対応し、薬物による鎮静はほとんど行わないとのことです。 実際にどのような環境でどのようなケアが行われているのかは非常に気になるところでした。しかし見学の際、URCCの扉には鍵がかけられており、中を見せてもらうことはできませんでした。入居者の安全とプライバシーへの配慮だと思いますが、最も見たかった場所だっただけに残念でした。 質疑応答では、この地域では高齢者の80%が老年病院で亡くなり、在宅死は約20%にとどまるという数字が示されました。50年前はほとんどが自宅で亡くなっていたといいます。40年前にWHOから世界一と評価されたフランスの医療も、高齢化と看取りの場所の変化という課題に直面しているとの話も出ていました。
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2 months ago
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フランス視察4日目。カンヌ病院のHAD(Hospitalisation à Domicile=在宅入院)部門を訪問し、看護師の訪問に同行しました。 HADとは、病院の入院機能をそのまま患者の自宅に届ける制度です。法的に「入院扱い」のため、化学療法の薬剤、オピオイドのPCAポンプ、陰圧皮膚処置セット、さらにはタゾバクタムのような通常は入院でしか使えない抗菌薬まで、在宅で使用できます。訪問看護の延長ではなく、「病院が家に来る」という発想です。 カンヌ病院のHADは看護師9名、看護助手6名の体制で、40km圏内の約20名の患者を担当しています。主な疾患は化学療法、緩和ケア、褥瘡。短いと1日、長いと1年。亡くなる方も多く、入れ替わりは激しい。 制度の要はコーディネートナースです。患者の受け入れ可否を判断し、受け入れと決めたら患者宅を訪問して環境を確認し、家族・患者への説明と同意取得まで行う。HADにおいて最も重要なポジションだと説明を受けました。 朝、患者名・ルート・診断名・処方・処置が書かれたリストが印刷され、看護師はそれを手に器材を揃えて出発します。薬は患者ごとに箱に入れて前日に準備済み。その準備室は、もともとインターンの宿舎だった場所を転用したものでした。 4件の訪問に同行しました。印象的だったのは、97歳の施設入所中の女性。左踵に重度の褥瘡があり、この日がHAD初日でした。看護師はキシロカインスプレーで局所麻酔をかけ、麻酔が効くのを待つ間に清潔操作のセットを手際よく準備。メスでデブリードマンを行い、止血ガーゼの上から踵用ハイドロサイトを装着して処置を終えました。完全無菌操作で行っていましたが、踵の褥瘡処置にそこまでの無菌対応が必要かは疑問が残りました。なお、必要がないと判断すれば費用を請求しない、というのもHADの姿勢を表しています。 もう1件、乳がん術後の陰圧ガーゼ交換。この処置はHADの看護師にしかできません。この日がHAD退院日で、経過良好のため町の訪問看護に申し送り。HADが終わると、メールで患者満足度調査が届く仕組みです。 日本の在宅医療は医師主導ですが、フランスのHADは看護師が主役です。医師はハーフタイムのコーディネートドクターが2名いるものの、現場からは「いない」と不満の声も。それでも制度として回っているのは、看護師の高い専門性と、コーディネートナースを軸にした仕組みがあるからでしょう。
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2 months ago
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パリの緩和ケア施設 を視察しました。 1874年創設、ヨーロッパ最大の緩和ケアセンターです。81床の緩和ケア病棟に約250名の職員、120名のボランティア。「ケア・教育・研究」を3本柱とする民間非営利施設で、2023年にはフランスの「高品質ケア」認証を取得しています。 印象的だったのは、非薬物的アプローチの充実です。催眠療法、アートセラピー、アロマセラピー、音楽療法、アニマルセラピなど10種類。中でも「夢の救急車」思い出の場所に医師と看護師が同行してくれる取り組みには心を動かされました。 「治療の固執もしない、意図的に死を早めることもしない。和らげて、和らげて、和らげる」。これが彼らの緩和ケアの原則です。 もう一つの注目は、2025年に始まった在宅緩和ケアモバイルチーム(EMSPT)。背景にはパリのかかりつけ医不足があります。緩和ケアや看取りを行える開業医が減り、困った患者が救急外来に流れる。その解決策として、病院から医師・看護師・心理士のチームが患者の自宅を訪問する仕組みが作られました。 初回訪問にはほぼ必ず心理士が同行します。対応期間は平均28日間。モルヒネやミダゾラムなどを携行し、訪問の80%で処方を行う。看護師3名が死亡診断書を書く資格を持ち、看護師主導で看取りまで対応できます。2025年の実績では150名に対応し、44%が在宅で最期を迎えました。 「人生に日数を加えるのではなく、日々に命を加える」。150年の歴史が育んだこの理念が、今、病棟の外へと広がろうとしていました。
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2 months ago
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フランスの透析医療の現場を視察する機会をいただきました。 フランスでは、CKD早期(ステージ1〜3)から段階的に計4回の面談が全国共通のプロトコルとして制度化されています。透析の選択肢説明やナースプラクティショナーによるアセスメントに加え、心理士・栄養士・ソーシャルワーカーとそれぞれ1時間ずつの面談も保険適用。透析導入のはるか手前から、多職種で患者を支える仕組みが国レベルで整備されている点に感銘を受けました。 今回訪れた透析センターでは、3名の医師が年間約1,200件の導入前診察を担っています。 特に印象的だったのは「自己穿刺」の文化です。血液透析では8週間かけて患者自身がシャントへの穿刺を習得。初回はエコーガイド下で行いますが、慣れてくると「他の人には刺させたくない」と、痛みの少ない場所や角度を自分で編み出すようになるそうです。在宅か施設かは患者が選択でき、途中変更も可能。患者の自律性を最大限に尊重する姿勢が貫かれていました。 GFR 22以下で腎移植待機リストに登録され、3〜5年で移植の順番が来るという流れも、日本との違いを考えさせられるポイントでした。 今回の視察は、パリ在住の医療コーディネーター・奥田七峰子さん(https://www.naokookuda.fr/)にコーディネートいただきました。現場スタッフとの橋渡しはもちろん、フランスの医療制度や政策的背景まで踏まえた的確な補足説明のおかげで、視察の学びが何倍にも深まりました。本当にありがとうございます。
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2 months ago
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サンテサービスの薬剤配送工場を見学。在宅入院で使う抗がん剤や医療材料 を患者宅に届ける物流センターです。 まず驚いたのはクリーンルーム。アイソレーターの中で薬剤師が抗がん剤を無菌調製し、患者名・薬剤名のラベルを貼って個別にパッケージ。「正しい薬を、正しい患者に、正しい温度で、正しいタイミングで届ける」というプレゼンの内容がそのまま形になっていました。 物流センターはまるでAmazonの配送センター。AutoStore型の自動倉庫ロボットがグリッド上を走り回り、ベルトコンベアで梱包ステーションまで自動搬送。MOSCA社の自動梱包機も導入されていて、医療物流とは思えない自動化レベルです。 特に印象的だったのは「100km圏内は5時間以内に配達」という体制。抗がん剤のコールドチェーンを維持しながらこのスピードを実現するには、調剤・ピッキング・梱包・配送の全工程が無駄なく連携している必要があります。実際、患者ごとに仕分けされたコンテナがカートに載せられ、次々と出荷されていく様子は見事でした。 在宅化学療法を支えているのは、こうした物流インフラの力。「病院と同じ治療を自宅で」を実現するには、医療の質だけでなくロジスティクスの質が不可欠だと実感しました。
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2 months ago
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フランスでは「在宅入院」という制度があります。日本の在宅医療とは似て非なるもので、文字通り「病院の入院を自宅で行う」仕組みです。 詳しく知りたくてフランス視察に来ました。 初日、パリのパリ公立病院連合が運営する、フランス最大の在宅入院施設を視察しました。1957年設立で、1日平均915人の患者を在宅で診ています。 驚いたのは、在宅で化学療法まで行っていること。2024年の実績は年間15,765件。50種類以上の抗がん剤を、専用の保冷ボックスで患者の自宅に届け、看護師が投与します。 臨床試験薬にも対応しています。 もう一つ驚いたのは、看護師の役割の大きさです。夜間の往診も看護師が訪問し、医師はオンラインで指示を出す。さらに2日間の研修を受ければ看護師が死亡診断もできる。年間1,500件の看取りを支えています。 日帰り病院(Day Hospital)との役割分担も明確で、化学療法の1サイクル目は日帰り病院、2サイクル目以降を在宅入院で行う。電子カルテから国の健康ポータルまでシームレスに情報が連携される基盤も整っています。 日本の在宅医療は「通院困難な患者の受け皿」という色合いが強いですが、フランスの在宅入院は「病院医療を自宅に届ける」という発想。同じ予算でより多くの患者を診られるという経済的メリットもあります。日本の在宅医療の未来を考える上で、大きなヒントをもらいました。
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2 months ago
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三豊で開催された食サミットに行ってきました! 松嶋啓介さん主催のこのイベント、昨年の太宰府での食サミットで古田秘馬さんとご一緒して三豊でのお取り組みのことをお聞きし、ぜひ伺いたいと思っていた中での食サミット! 実際にみた三豊は、想像を遥かに超えるものでした。 東京生まれ東京育ちの古田さんが赤いペリーと警戒されながらも三豊に住み、お墓も移して覚悟を見せるなか、地元スーパーの3代目である今川宗一郎さんたちが応えて珈琲店、豆腐屋、商店街の活性化と次々と取り組みを行っていく。 そこに、さらに若い世代が移住してきて20代の小玉さんは教育委員長として学校の中身だけでなく放課後の在り方も変えていく、さらに横山さんは農業の面から、田島さんは交通の面から新たな取り組みを行う。 ベーシックインフラとして住まいを提供するだけでなく、住みながら地域とのつながりや信頼を作っていき新たな取り組みを応援してもらう土壌を作っていくというチャレンジの連鎖が起きる仕組み。 中身が濃すぎる圧巻のプレイベントでした。 翌日の食サミットも、濃い一日! 私は、「和やかな手作りの健康 -地方だからできる、フレイル予防と食の再生-」のファシリテーターを担当したのですが、医学生の時にイタリアへ料理修行に行ったという高桑さんのお話も、病気を探すのではなく残っている力を守るという視点でフレイルの可逆性に挑む松本さんのお取り組みも、食という多要素介入の重要性を再認識させられるものでした。 正直、この国は限界なのではないかとさまざまな場面で感じることが多かったのですが、あらためてローカルの力について考えさせられる機会となりました。 来年は岐阜開催とのこと。 自分でもできることを始めてみようと思います!
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3 months ago
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書籍「脳にいいスマホ 認知症をスマホで予防する」が発売になりました。 認知症予防について講演を行う中でたびたび質問されるのが、「認知症予防に何をしたら良いか」ということです。 そこで、認知予備能を高めることと、ランセットで示された14の因子に介入することを二つの柱として、スマホを活用して認知症予防を行う方法についてまとめました。 数年前に「スマホ脳」という書籍がベストセラーとなり、「スマホ認知症」という言葉が話題になることもありますが、スマホ利用で問題となるのはSNSの通知に振り回されたりショート動画を見続けるような受動的な利用であり、能動的に活用する分には認知症予防の強力なパートナーとなると確信しています。 そこで本書では、「脳によくないスマホの使い方」と「脳にいいスマホの使い方」についてもまとめました。 スマホを使い慣れない高齢の方がスマホの使ったことがない機能を試してみようという気持ちになる内容としています。 ぜひご覧くださいませ!
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3 months ago
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