石井志津男氏の著作tail of riddimを読了。80歳の老人(失礼!)がコンクリートスケートパークで猛プッシュ、パンピング、ガーヴィング、フロートロールアウトする姿は、ひ孫がスケボーする姿をスケートパークに見学しに来た80歳の老人が倒れて救急車で運ばれる光景を見るよりもショッキングであることから、石井氏の世間一般のステータスを忘れてしまいそうになるが、石井氏といえば疑いようのない日本のレゲエシーンのジャイアント(ジャイアンでは決してない)である。この本はそんな石井氏の半生+アルファを複数人によるインタビューでふり返る本である。この本で特筆すべきはレゲエミュージックに詳しくなくてもかなり面白いところで、火のないところに煙をたてることが出来るという特異な興味深い人物の実像が提示されているところである。何を隠そう実はboardkillは、編集者が石井氏と出会わなければ今のような形態で存続出来ていなかった可能性がかなり高く、雑誌作りのイロハを惜しげもなく編集者に教えて下さった石井氏の本書籍の発行は、boardkill読者の皆さまにも他人事ではないのである。この本を読む限りそういったノウハウも石井氏が実戦で体得したモノであるようだ。そして光栄にも、boardkill並びに編集者もこのような素晴らしい本の石井氏のインタビュー中の話題に出していただいた。話は飛ぶが最近読んだ本の中で「ホモサピエンスがアフリカを出て世界中に拡散出来たのは多動的ハイパーフォーカス傾向の個体が一定数いたからである」という説があった。世の中を進歩させて来たのは常に石井氏のような人物なのだろう。我々のコミュニティにこのような人物がいることは素晴らしいことである。長文失礼しました。